243:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/31(火) 19:44:55.40 ID:hn5qBihAo
強盗団の本拠地捜索、掃討を自分たちに任せてほしい。
それが相棒の申し出だった。
もちろんリグはいい顔をしなかった。独断で行動すれば最悪国への背任行為とみなされてしまう。
しかし相棒は引き下がらなかった。
244:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/31(火) 19:45:32.57 ID:hn5qBihAo
さて、縄の先の強盗はしばらくして街道を外れた。
間違った方向に導かれるということはないだろうと思えた。
この強盗が帰ることのできる場所と言うのは強盗団以外にはないからだ。
自分たちを上手く出し抜ければ強盗団に復帰することもできる。そう思わせるのがコツだった。
245:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/31(火) 19:46:17.92 ID:hn5qBihAo
「ロック……」
「ああ」
相棒が険しい視線で頷く。
246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/31(火) 19:47:01.69 ID:hn5qBihAo
右方を見ると、地面がくぼんで陰になっていた。何者かがそこから這い出し、得物を構えている。
強盗団の一人だ。
(しまっ――)
247:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 19:47:28.67 ID:hn5qBihAo
to be continued...
248:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 22:28:00.79 ID:CEbmGqino
乙
249:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage 待ってくれてる人がいるならその人へ]
2011/06/05(日) 20:50:24.91 ID:B/++CPHjo
申し訳ないス
あちらのメドが立ったら投下するっス
多分明日明後日くらい
250:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/20(月) 16:22:08.35 ID:Z6ZcJh/Vo
牢屋は洞窟を利用して作られたなかなかしっかりしたものだった。
日が沈んでかなり暗い。その闇の中から舌打ちが聞こえた。
「まさか読まれてたとはよ」
251:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/20(月) 16:22:40.35 ID:Z6ZcJh/Vo
だがまあとりあえず、すぐさま殺されることがなかったのは僥倖だった。
「これからどうする?」
252:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/20(月) 16:23:10.74 ID:Z6ZcJh/Vo
「だったらなんとかしてふんじばってやんねえと……」
「どうやってさ」
「そりゃあお前……」
253:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/20(月) 16:23:37.99 ID:Z6ZcJh/Vo
まんじりともせず、ウィリアムはじっと檻の格子を見つめていた。
洞窟のやや奥の方からは、かすかな寝息が聞こえる。
相棒は焦燥すら感じることはないらしい。その図太さが少々うらやましかった。
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