151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/04/24(日) 22:58:52.68 ID:Njp22YSZ0
絹旗「はぁ、今日は運に逃げられてばかりです」
ティーポットの中身が空っぽだった事に舌打ちをする。
そんなに舌打ちなどする人柄じゃなかった気がする絹旗だが、黒夜が居ると無意識の内にしているから怖いものだ。
絹旗「服がそんな前衛的なのに、胸は気にしているんですね」
お湯が沸くまでの暇つぶしと、傷口を蒸し返す。
黒夜「胸は別問題だ。この服、格好良いだろ」
絹旗「……」
絹旗「悪いことは超言いません。もうすぐ冷えてきますし、厚着を買ったらどうですか?」
黒夜「はんっ。ワンピースを毎日着ているような尻軽女にはわかんないかなぁ?」
絹旗「私のどこが尻軽なんですか!? 清楚すぎてビックリするぐらいでしょう?」
黒夜「嘘も方便って言葉に頼ってないか」
絹旗「方便ではありませんよ! すべて真実を述べているだけです!」
黒夜「そーかい。仕方ない、ここはオトナな私が引いてやるとするさ」
絹旗「……頭に血がのぼりそうです」
黒夜「その時点でまだガキじゃん」
一旦黙ると、沸騰もしていないのに火を止めた。
絹旗「飲めないレベルの紅茶を入れてやります」
聞こえなかったのか、無視したのか、黒夜は黙々と作業を再開する。
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