7:見にくいな[sage saga]
2011/04/03(日) 00:23:25.47 ID:6JI1HSi00
麦野 「たっく。面倒な話かと思ったら、うっとうしいヤツの相手だけかよ」
絹旗 「相変わらず声の超大きい人ですよね。対面に座っている私にもばっちり聞こえました」
麦野 「なんであんなのが『アイテム』担当なのかしら?」Prrr prrr prrr ピィ
8:見にくいな[sage saga]
2011/04/03(日) 00:24:49.61 ID:6JI1HSi00
麦野 「はぁー。どこまで使えるやつなのよ。アナログのドアとかだけのピッキング技術ならそいつが必須なほどこっちは困ってな……」
絹旗 「……」キラキラ
麦野 「…………そぉーだな。突っぱねてばっかりの『上』からの案だし、たまには乗ってやるのも悪くないかな」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]
2011/04/03(日) 00:26:08.48 ID:6JI1HSi00
絹旗 「あ、超お帰りなさい」
麦野 「目と鼻の先にあるんだから当然でしょ。これ以上遅くなるようだったら、そのプヨプヨなお腹に穴を開けるところだったわ」
フレンダ 「ひどいっ!! プヨプヨってどういう訳!? 麦野触ってみなさい、私の肌に。そうすれば真実がわかるよ!」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]
2011/04/03(日) 00:27:24.87 ID:6JI1HSi00
フレンダ 「ねーねー聞いて。サバの缶詰新作が発売してたんだって、それもカレー味!」
荷物ドサー
絹旗 「雑誌超貰います」ヒョイ
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]
2011/04/03(日) 00:28:39.31 ID:6JI1HSi00
フレンダ 「ふーん。結局、絹旗も食べてみれば万事解決って訳よ。電気信管どこかなー」
絹旗 「では、ふたが開いたら超少し貰いましょう」
麦野 「シャケ弁っ! シャケ弁っ! ふーんふーんふーーん♪」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]
2011/04/03(日) 00:30:12.38 ID:6JI1HSi00
フレンダ 「見た目で判断は駄目な訳。試食なんだから食べなきゃ」
絹旗 「確かに……外見で決めるのはいけない事ですね。てりゃ」パク
麦野 「……やっちゃった」
13:地の方に変化[sage saga]
2011/04/03(日) 00:33:00.43 ID:6JI1HSi00
――――…………
――10月6日
14:地の方に変化[sage saga]
2011/04/03(日) 00:34:41.69 ID:6JI1HSi00
電話の内容を無視する事などできなかった。何もかも失敗した彼が生き残るにはそうするしか道が残っていなかったから。
浜面 「……はぁ」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]
2011/04/03(日) 00:36:38.71 ID:6JI1HSi00
浜面 「認められるわけねぇだろ。いまさらスキルアウトが弱い奴らに手を差し出しても握り返してくれるわけがねぇよ」
自分より強い人間によって救われたことのない彼には、認められるだの立場が変わるだの意味が正しく判断できない。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]
2011/04/03(日) 00:38:01.26 ID:6JI1HSi00
キーン、という音が響くと花柄模様の扉が右にスライドする。頭を掻き毟りながら512号室を目で探す。どうやら一番奥の玄関がそのようらしい。改装したてのようで、壁や通路が光を反射して目に当たるのが鬱陶しく感じてしかたない。
浜面 (エレベーターが綺麗だったのも改装したからか?)
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]
2011/04/03(日) 00:39:49.37 ID:6JI1HSi00
少女は十二歳程度で黒い髪が肩甲骨まで伸びているが、耳元近くの髪はアクセントをつけるためか金色になっている。服も前衛的で、黒い革と錨でできた衣装。さらに白いコートのフードだけを頭に引っ掛けて羽織っていた。
浜面 (日本人形が不良になったみたいなヤツだな)
少女は目の前にあるノートパソコンを片手で折りたたむと、先ほどから浜面を止めるように出していた手を下ろす。
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