過去ログ - 黒猫「まったく、とんだクソゲーだわ」
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136: ◆49H2QUBi7VEi[sage]
2011/11/06(日) 17:39:16.93 ID:wpIRZb05o
「でもどうすんの?できる限りの勧誘方法は大体やったよ?」
「3年の私たちにはもう関係ないけれど、1.2年には情報系の授業があるわよね?」
「ああ、あるね。それがどうしたの?」
「1.2年の授業に私らで作ったゲームを教材として使ってもらうのよ」
「……ぇえ?できるのそんなこと?」
「ナベとハチが情報の先生の弱みを握ったからできると思うわ。
 それに私たちも情報の先生の手伝いしたから、それくらいの協力はしてもらえるでしょう」
「弱み?」
「授業をほぼ自習にしてエロゲやってたらしいわ」
「ワロスwwwwwwwwww」
「まあ、そんなんだから授業で私たちのゲームやってもいいでしょう」
「でも他の部から不公平だのどうのって言われないの?」
「運動部や文科系でも音楽系や美術系でも授業でいろいろやってるんだからいいでしょう」

先生や部活によって贔屓や特典があるのはどこの学校でもあるものだとは思う。
それに学校の情報の授業なんてネットの使い方やテキスト、
表計算ソフトの使い方しかやらないのだから少しは刺激を与えてもいいと思う。

「こ、こんにちはぁ〜」
「ん?あら、いらっしゃい。ここは漫画ゲーム研究部よ」
「ぉぉぉおおお!!!入部希望者だね!そうなんだね!!さあコレに名前を書いtぐへぇ!!」

扉がそっと開いて、女の子がそっと入ってきた。
それと同時に入部届けをもって飛びつこうとした翡翠の襟をつかんで静止する。
なにか首から素敵な音がしたが気のせいだろう。

「自重しなさい。怯えてるじゃないの。ごめんなさいね、こんなのでも副部長なのよ。ああ、私は部長の五更よ」
「あ、いえ、その、えと……だいじょうぶです」
「ゆっくり、自分のペースでいいわよ。ここに来る人たちはあなたや私みたいに口下手な人見知りか、
 そこのバカみたいにおしゃべりな能天気がほとんどだから」
「ちょっとぉぉぉおおお!!!なにその言い方!?
 これでもみんなが楽しくやれるように色んなところに目を向けてがんばってんだよ!?」
「わかってるわよ、そんなこと。
 でもそういうことって傍からみればピエロみたいに見えるって方がかっこいいのではないの?」
「わたしは努力をみんなにわかってもらえるほうがいい!!」
「くすっ」
「ほら、新入生に笑われてるわよ」
「NooooOOOO!!!!!!!ピエロなの!?わたしって実はピエロなのぉぉおおお!!!???」
「相変わらず騒がしいお( ^ω^)」

翡翠がバカなのかピエロなのかやればできる子なのか話を中断するようにハチが帰ってきた。
手に書類を持っているところをみると入部希望者がいたのかもしれない。


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