過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]
2011/05/03(火) 22:58:34.28 ID:L8BkbZIGo
一方通行「チッ……やっぱり動き始めやがったかァ」
まるで一方通行が上に飛び乗ったのを見計らったかの様に動き出した列車はぐんぐんと加速していった。
だんだんと離れていくホームを一瞥してから、一方通行は列車の進行方向を見据える。
その時、目の前に現れた『何か』に視線を阻まれた。
パンテオン・ウォーリア「……ウオオオオォォォォ!!!」
首から上は今まで何度も目にしてきた雑魚。
しかし、その体――特に両腕の強化がすさまじく、通常の数倍の太さのそれを振り回している姿を見ると、
流石の一方通行もため息をつかざるを得なかった。
一方通行「やれやれ、たまンねェなァおい」
コキリと関節の調子を整えながら、パンテオンに近づいて行く。
愛おしくて仕方なかったのだ。
急ごしらえで警備レプリロイドにこんな強化を施してしまう敵が。
そして、それがまったく的外れであることを知らない目の前の脳筋野郎が。
パンテオン・ウォーリア「ウオオオオォォォォ!!!」
その右腕がおおきく振りかぶられても、一方通行はまだ攻撃を仕掛けることはない。
こちらからわざわざ教えてやるのはおせっかいと言うべきだろう。
そのあやまちに、出来れば自分から気付いてほしかったのだ。
――もっとも、気づくころには全てが手遅れだということも、一方通行は十分理解していたが。
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