過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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206:1 ◆x8SZsmvOx6bP[sage saga]
2011/06/18(土) 19:47:50.26 ID:xxYagLV70
一方通行「アニキ?」

コルボー「っていっても、製造番号がとなりだったってだけなんですけどね。
     ほら、グリップのところにサインがあるでしょう? それはミラン兄さんのものなんです」

一方通行「……ふゥン」

 そう言われてみれば、と確認すると何やらミミズののたくった様なマークが刻まれているのがわかる。
 だがそれよりももっと大事なことがあるのではないかと、一方通行はこのバスターを手に入れた時の状況を思い出した。

 ―― そう、このバスターの所有者であったミランと言う男は、すでにこの世には存在していないのだ。

一方通行「……そンな大事な物ならなおさら受け取れねェだろうが。
     アニキの形見っつーなら、オマエがもっとけよ」

 言いながら、手を伸ばしてバスターをコルボーの腹のあたりまでもっていくが、それは再び一方通行の手元まで押し戻されてしまった。

コルボー「別に使ってくれとは言いません。そんな旧式、あなたの能力の前では使い物になんかなるわけありませんから。
     それでも是非、一方通行さんに持っていてほしいんです。
     持っていていただくだけでいいんです……お願い、出来ませんか?」

一方通行「……ケッ、後で返せっつっても知らねェからなァ」

 できるだけ厄介事は避けたいのだが――と考えながらも、迫りくるコルボーからの視線に耐えかね、一方通行はその目の前をそろりと通り抜ける。
 それと同時にしぶしぶとバスターを懐へしまいこみ、小さなため息をひとつついた。



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