過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
1- 20
223:1 ◆x8SZsmvOx6bP[sage saga]
2011/07/02(土) 21:46:09.61 ID:kjSIuZ/f0
 一行を乗せたジープは、ネオ・アルカディアのお偉いさんが見れば発狂しそうなほど汚らしいガスを噴出して、砂漠をのろのろと走る。
 妖精戦争よりもずっと前から使われていた化石燃料というエネルギーで動くその自動車の側板を指で弾きながら、
この自動車の方がよっぽど化石だ、と一方通行は舌打ちをついた。

一方通行「にしてもコルボー、オマエがチームのリーダーとはなァ。
     レジスタンスもよっぽど人材不足なンだな」

コルボー「ははは、手厳しいですね……
     でもやっぱり一方通行さんだけにお任せしっぱなしと言うわけには行きませんからね。
     僕たちも、自分で出来ることは自分でやらないと!!」

一方通行「自分でできることは自分で……か」

 左手をハンドルにかけたままぐっと握りこぶしを作るコルボーを、しげしげと見つめる。

コルボー「……? 僕の顔に何かついてたりしますか?」

一方通行「別に、何でもねェよ」

 まさか、言えるはずもない。

 ――お前らが自分でできないものは俺に任せろ。

 そんな言葉を呑み込んで、一方通行は再び目の前に広がる空間を見据える。
 ミッションの進展にはまだまだ時間がかかりそうだった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
515Res/385.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice