過去ログ - まどか「私の始まり」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/04/14(木) 21:21:03.11 ID:+/zOP6e30
感情の無いような冷たい目だけを残したまま、キュゥべえが口許をほころばせた。
まどかは一瞬、迷うように自分の手に現れたそれを見るも、すぐに表情を引き締める。

まどか「この中は、線路の上にしか立てないのかな」

QB「どうやらそうみたいだね。何もないところはただ落ちていくしかないんじゃないかな」

まどか「なら落ちないようにしなきゃ」

キュッ。

ライトが眩しい。まどかは現れた矢をつがえながら、少し向こう側にある線路に飛んだ。
少しぐらつくも、態勢を立て直すと、尚もやってくる機関車に狙いを定めた。

まどか「魔女の本体はあれだよね」

QB「多分そうだろうね」

キュゥべえの頷きが見えると、まどかは手が痛くなるほどに振り絞った矢を、
それでもまだ後ろに引き――

ヒュッ

放った。


キーンッ!


鋭い金属音がし、機関車の動きが少し鈍る。しかし、それは依然としてまどかに
襲い来る。

QB「まどか、だめだ!きっと急所に当たってない!」

まどか「えっ!?なら急所はどこ!?」


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