過去ログ - 唯「ボディがお留守だよ!」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/21(木) 23:15:32.11 ID:RWLsOBnAO
 紬の肩がびくりと跳ねた。
一瞬だけ驚いたような表情を浮かべる。

和「人間道についても説明出来るわよ。あれは自分が地面に触れていないと──」

以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/21(木) 23:16:08.93 ID:RWLsOBnAO
 和も紬もどこか楽しそうな顔をしている。
互いが互いに自分の技の方が優れているという確信があった。
だからこそ戦況的には優劣があるものの、精神面ではどちらも劣っていない。

和「…………」
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/21(木) 23:19:03.08 ID:RWLsOBnAO
和「地獄の……門……?」

紬「お久し振りです和さん。ここは地獄のコミューンです」

そんなノリ


25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/22(金) 12:29:14.08 ID:7eMwCkYDO
おつおつ
毎回楽しませてもらってるよ


26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2011/04/26(火) 01:42:37.77 ID:MdcLmKSao
乙です!

この校舎は軽音部殲滅戦の後に補強工事をして、核シェルター並みに頑丈になってる訳ですね?わかりますwwww


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:22:24.57 ID:d6rmYWQAO
 静止した闇の中で和は言葉を失っていた。
自身の心臓の鼓動すら警鐘に思えて、彼女の心を落ち着かせるものなど一つも無い。
 この状況をどのようにして説明付けようか。
脳は無意味に足掻くも思考の糸は絡まるばかりだった。

以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:22:55.94 ID:d6rmYWQAO
和「ここまで来るともう……なんだか、ね」

 空間そのものを造り替える能力。
或いは本当に地獄が存在すると仮定して、地獄を召喚する能力か。
どちらにしてもこの現象は和の理解の範疇を越えている。
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:23:33.52 ID:d6rmYWQAO
紬「理解する必要は無いわ。ここでは思考するという行為が無駄にナるから」

 紬の身体に目に見えるほどの変化が起きる。
目の回りが急速に窪んでゆき、死人のような白い肌にどす黒い斑点模様の痣が浮かび始めた。

以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:24:04.38 ID:d6rmYWQAO
 言い終えるよりも先に紬の身体は完全にゲル状の液体となった。
そして地面と呼んで良いのかも分からない、そこに立つ者を墜ちてゆく錯覚に陥らせる黒い足場に染み込んでゆく。

和「ムギ……!」

以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:24:43.47 ID:d6rmYWQAO
 込み上げる吐き気を堪えながら和は声を振り絞った。

和「どうしてアンタがここに居るのよ!?」

 自然と声が荒くなる。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:25:36.58 ID:d6rmYWQAO
澪「……何でそんな顔するの? 私の事嫌い?」

和「…………」

 上辺だけの言葉で取り繕えばどうとでもなるのに、何故か和は何も言えなかった。
以下略



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