過去ログ - 百合子「これで私の130連勝ね」美琴「128勝2引き分けよっ!訂正しなさいっ!」
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(大阪府)
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2011/04/18(月) 02:52:04.10 ID:hflxQzlu0
「ぐぬぬ……」
頑然たる事実を突かれて返す言葉がないのか、栗色の短髪の少女は悔しさをムキ出しにして年頃の女の子らしからぬ歯ぎしりをする。
「今回はこの程度にしといてあげる。もうそろそろ当麻君の補習が終わる頃だから、迎えに行かなきゃならないし」
「ぐぬぬぬ…」
もはや低い野犬のような唸り声を上げ続けている短髪の少女に構わず、言いたいことを一方的に述べ尽くした白い長髪の少女は、くるりと彼女に背を向けると、そのまま道路へスタスタと歩き出す。
「まっ今回はイイ線いってたと思うから、また次に期待ってことで」
去り際に一度振り返り、勝者の余裕からか満面のほほ笑みを湛えたまま、白い少女はあたかも教師が生徒を諭すような口調で、慰めの言葉を口に出す。
だが、その言葉はプライドの高い短髪の少女にとっては、究極の侮辱に他ならない。
「…何が」
「ん?」
「何がイイ線いってたよっ! 毎度毎度…一方的にこっちの攻撃が無効化されてるだけじゃないっ!!」
短髪の少女は怒りで髪をハリネズミの如く逆立てながら、周囲に電撃をまき散らして絶叫する。
「一体なんなのよ…アンタの能力…いくら調べても…考えても、全然わからないッ…!」
ひとしきり電撃波を出し切り、一転して気力が底を付いたのか意気消沈してその場にへたり込む短髪少女。
その落ち込みように流石に可哀想に思ったのか、白い長髪の少女はすっと顎に手を当てて考え込む。
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