過去ログ - 助手「私ってもしかしていらない子ですか?」
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54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/04/22(金) 07:29:14.02 ID:WFqoyjqt0



助手は、使い魔とエリートとのやり取りをいったん止めて研究室を見渡した。
魔導士と変わり者、エリートと使い魔がそれぞれ雑談している。
窓際の魔導士たちに耳を傾けてみた。


変わり者「ところで、さっきから気になってたんだけどあの剣は?かなりの業物のようだけど」


魔導士「お、わかるのか?実は昔、少し剣を学んでてな。その時に養父がくれたんだ」


変わり者「へぇ。実は僕は昔、魔法剣士に憧れてたんだ」


魔導士「おお、奇遇だな。俺なんか今も憧れてるぞ。だが単純な剣術の方はあまり才能なくてな」


変わり者「なんだ、僕たち結構似た者同士なんじゃないかい?僕もそのクチだよ。
     魔法を混ぜたらいけるんじゃないかって考えたんだろう?」


魔導士「そうそう。まあ、残念ながら例の体質のせいでそれも無理だったんだけどな」


変わり者「お気の毒に。僕はどうやっても剣を握ったまま魔法が使えなくてね。
     単純に向いてなかったんだろうね」


魔導士「そうか。お前も魔法に関して出来ないことがあるんだな。
    よし、今度一緒に剣を振ってみるか?久々に体動かすのもいいだろ」


変わり者「いいね。しかし、僕は君のことを誤解してたよ。もっと気難しくて堅苦しい奴だと思ってた」


魔導士「それはお互いさまだ。俺はお前のこと、何も考えてないちゃらんぽらんだと思ってた」


変わり者「はは、言ってくれるじゃないか。ところでこの間、外縁国の将軍とお会いしたよ。
     確か君は、」


二人は剣術の話題で盛り上がっているようだ。
今度は、目の前の二人の会話に耳を傾けてみた。



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