過去ログ - 佐々木「ふむ、今日は彼にしようか」
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80: ◆W8P0dYk0II[sage]
2011/04/23(土) 16:26:05.96 ID:Amq0YFcJ0
長門有紀
「…………」
朝倉涼子
「…………」
佐々木
「…………」

ボクのテーブルは異様な光景になっていた
大よそ女性が来るべきでない店、その一席に美人が3人も介しているのだ、異常な状態だった
机にはマスターの好意で出された飲み物と、クッキーがあったが一切手は付けられていない
まだ店にいた客は、異様な雰囲気に呑まれ誰一人言葉を発していなかった
流石にこのままではまずかろうと、ニヤニヤしながらボクは口を開こうとした
朝倉涼子
「ひどい店ね」

ボクの動きを制するように、ボクの正面向かって右に座った女性・朝倉涼子は呟いた
朝倉涼子、ボクの思い違いでなければ存在し得ない女性であったと思う
しかし目の前で存在している以上、それは思い違いなのかも知れない
そう思い軽く観察をしながら口を開く
佐々木
「そうかな? 良い店だと思うけど」

わざとらしく露出した片方の乳首を摘んで見せて微笑む
ボクの動きに2人とも少々冷たい視線を向けてきた、侮蔑を含んだ視線
その視線にボクは少々不思議に思う
そして納得する
佐々木
「長門さん、君は随分人間らしくなったんだね」
長門有紀
「あなたは大分女性らしくなった」

ボクの言葉に、感情の篭った返答を返してくれたのは向かって左側に座る髪の短い女性、長門有紀
最後にあったときより、かなり感情を得ているようだった
佐々木
「ふふ、嫌味かい?」
長門有紀
「本音、だけど侮蔑はしている」
朝倉涼子
「言うわねー、長門さん」

朝倉さんは茶化すように口笛を吹く
それを咎める様な視線を長門さんは一瞬送り、ボクに向き直った
ボクはそれに合わせて口を開く
佐々木
「それで何か用かい? ボクの顔を見に来たって訳でもないだろう?」


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