過去ログ - 佐々木「ふむ、今日は彼にしようか」
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81: ◆W8P0dYk0II[sage]
2011/04/23(土) 16:26:51.47 ID:Amq0YFcJ0
ここでボクの知っている情報を少しだけ思い返すことにしよう
今日尋ねてきた美人2人、長門有紀と朝倉涼子
2人は所謂宇宙人、人間ではない
しかし、別に今は超常の力は使えない
今はというと、昔は使えた
彼女らはこの銀河を掌握する情報統合思念体と呼ばれる存在が遣わせた、有機生物へのコンタクト用インターフェイスだった
今は、一般人としてこの地球で暮らしている
長門有紀本人が望んだからだ、朝倉涼子については知らない
何故なら、ボクの記憶では存在しないハズの女性だからだ、他ならぬ長門有紀の手によって消された女性
なのに、今目の前に存在している
ボクと同い年くらいの見た目で、相変わらずの眉で
そこまで思い返しながら、朝倉涼子さんに視線を向けると、ボクの思考を読み取ったのか長門さんが口を開いた
長門有紀
「生活支援の一種として、思念体から遣わされた、今は私同様の一般的な女性」
佐々木
「へぇ、随分過保護なんだね」
長門有紀
「それについては……同意する」
本当に人間らしくなったもんだと長門さんに感動する
一般人になって数年、ゆっくりであるが得た経験は着実に実を結んでいるらしい
なにやら感動している自分がいた
そして、長門さんは気を取り直すように咳払いをすると口を開く
長門有紀
「あなたについて良くない噂が流れていたから、少し調べさせてもらった」
佐々木
「良くない噂って?」
長門さんが何を言っているか理解した上で聞き返す
朝倉涼子
「しらばくれないで欲しいんだけどなー、ってか貴女の今の服装でしらばっくれるの不可能じゃない?」
朝倉さんはつまらなそうにボクに視線を向ける
佐々木
「これが、なにか?」
ボクは乳首に張られたハートシールを少しずらして見せる
2人はやはり露骨に侮蔑の視線を向ける
長門有紀
「つまり、あなたは自分の意思で今の状況に身を置いている、と?」
佐々木
「そうだとしたら?」
ボクにニヤニヤ笑いを引っ込めない
朝倉さんは眉間に皺を寄せる、随分イライラしてるようだ
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