9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/21(木) 21:03:36.23 ID:JO1JEfB90
カツン、カツン。
少し離れた場所から、誰かの足音が聞こえてくる。
その音は一定の速度で近付いてきたかと思うと、番外個体の前で歩みを止めた。
「おねーさん、何してんの?」
今晩だけでも、もはや聞き飽きたようなそのフレーズ。
しかし、今回のケースはそれまでのものとは少し違った。
「…麦野」
彼女は、番外個体の知り合いだった。
「あは。ひっどい顔」
番外個体が顔を上げるなり、麦野はそう言ってニヤリと笑った。
お優しい『知り合い』がするとは、ちょっと考えられないようなリアクションだ。
しかし、番外個体は安心していた。
出くわしたのが、この女で良かったと思う。
「大丈夫だ。自覚はある」
「おいやめろ。あの冷蔵庫、ブチ殺したいくらいに嫌いなんだから」
「再戦挑んでも負けっぱなしなんだっけ?」
「常識が通じないにも程があんだよ。あの未元物質」
「万年第四位(笑)」
「万年レベル4(笑)が何言ってんだか」
どうでもいい軽口の応酬。
それでも、番外個体はいつもの調子が戻って来るのを感じていた。
頭痛の方も、幾らかマシになったような気がする。
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