127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/04(月) 23:50:22.00 ID:f7tmztaC0
【2011/5/24/PM 1:29】
憂はリビングの扉を閉めると、ポケットに手を突っ込んで得物がきちんとそこにあることを確かめる。
ざらついた木の感触。
128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/04(月) 23:57:59.29 ID:f7tmztaC0
一瞬だけ憂は考えたが、すぐに鍵を開けて扉を開いた。
「――っ!」
外から転がり込むように玄関に人が入ってくる。
129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/05(火) 00:11:03.55 ID:dvpy/Kvx0
憂「……え?」
憂は訝しげに律を見た。
嘘をついているようには見えないが、真実というにはいささか信じられない。
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/05(火) 00:14:55.33 ID:dvpy/Kvx0
今日はここまで
不定期すぎてごめんなさい
そして未だに未来日記の最終話を見てないよ
131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/07/05(火) 16:05:34.19 ID:O+3y4wnFo
乙ー
楽しみに待ってる
132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/05(火) 20:44:08.02 ID:dvpy/Kvx0
頭に血が上りきってしまっている律の話は、まるで容量を得なかった。
憂「……とにかく澪さんが律さんを襲おうとしているってことでいいですか?」
律「そうなんだよ! だから早くなんとかしないと、私が澪に殺される!」
133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/05(火) 20:51:32.83 ID:dvpy/Kvx0
どうしたらよいのか、考えがまとまらないまま十分が過ぎようとした頃だった。
ザザザザザザ……ザザザザザザザザザザ……………
134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/05(火) 21:18:40.44 ID:dvpy/Kvx0
このタイミングで梓が携帯電話を取り出しているのは、単なる偶然だろうか。
憂(それとも……)
ある考えが憂の脳裏をよぎる。が、憂が思考の海に沈みかけるより先に唯が声をあげた。
135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/05(火) 21:26:51.21 ID:dvpy/Kvx0
日記に表示された時刻は五分後。
五分後にはここに来る。
憂「…………」
136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/05(火) 21:37:22.17 ID:dvpy/Kvx0
唯と梓は戸惑っているだけで、なにもできそうになかった。
憂「そうですね……とりあえず、一旦ここから離れましょう」
唯「でも、どこへ行くの?」
137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/05(火) 21:51:09.82 ID:dvpy/Kvx0
【2011/5/24/PM 1:46】
鈍色の雲の群れが間もなく太陽を覆い隠そうとしていた。
律の言ったとおり、その神社には人っ子一人いなく酷く閑散としていた。
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