過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)[sage]
2011/06/04(土) 12:10:49.28 ID:6MHtapQ60
乙ですー。
流石の魔戒騎士も宇宙人(人?)であるインキュベーターには精通してないのかな?


184: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/06/04(土) 12:51:59.92 ID:v/l9YJYTo

 それにこの男も、こんなところを気配を殺してうろつくのだから、どうせまともな人間ではない。
 ここは大型ショッピングモールの改装中のフロア。一般人は立ち入り禁止の上、事故があったとかで、工事も中断されている。 
電気も落とされ、窓も塞がれている、こんな場所に好んで立ち入る人間は工事関係者でもなければいない。

以下略



185: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/06/04(土) 12:54:26.24 ID:v/l9YJYTo

 それでも、ほむらは表情を変えなかった。内心では驚いていたが、あくまで表面上はポーカーフェイスを保つ。
 これまでの全ての事象を含めても、一度たりとも現れていない未知の存在。
 そもそも、常人には見えないキュゥべえが見えることからしておかしい。
初めて遭遇したイレギュラーに、これ以上の隙を見せたくなかった。
以下略



186: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/06/04(土) 12:57:00.59 ID:v/l9YJYTo

 緑の炎――魔導火は偽りを暴き、真実を照らし出す炎。
 それを挟んで対峙した両者は、互いに心の奥底を垣間見た気がした。
 だが、自分が相手に抱いた印象と、ほぼ同じ印象を相手も抱いているとは知らず、二人は睨み合う。

以下略



187: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/06/04(土) 12:58:54.16 ID:v/l9YJYTo

 明らかに怒気を孕んだ声で、ほむらは鋼牙を問い正す。

「何のつもり? 何故、私の邪魔をするの……!」

以下略



188: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/06/04(土) 13:01:32.59 ID:v/l9YJYTo

「――ッ!」

 ほむらの目がカッと一際大きく見開かれ、次の瞬間、鋼牙の形相も険しさを増す。
 ほむらの右腕を掴んでいた鋼牙の右腕が弛緩した。掴んでいては鋼牙も右腕が使えないからだ。
以下略



189: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/06/04(土) 13:03:15.62 ID:v/l9YJYTo

「――ッ!」

 ほむらの目がカッと一際大きく見開かれ、次の瞬間、鋼牙の形相も険しさを増す。
 ほむらの右腕を掴んでいた鋼牙の右腕が弛緩した。掴んでいては鋼牙も右腕が使えないからだ。
以下略



190: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/06/04(土) 13:09:06.12 ID:v/l9YJYTo

 二人は"横に並んで"各々の得物を構え、微動だにしない。全神経を集中させて闇の深奥に目を凝らす。
呼吸さえ止めていた。
 やがてその先から、

以下略



191: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/06/04(土) 13:13:21.49 ID:v/l9YJYTo

 鋼牙が「死ぬことになる」と言った瞬間、ほむらは鋼牙を撃つつもりだった。
だが、撃てなかった。やはり魔女でも魔法少女でもない人間を撃つのは躊躇われた。
彼女の為なら、どんな罪も犠牲も厭わない覚悟があったはずなのに、土壇場で迷いが生じてしまったのだ。

以下略



192: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/06/04(土) 13:17:59.95 ID:v/l9YJYTo

 そこへ鋼牙の心理を読んだかのように、ザルバが話し出した。

『なるほどな。やっぱり、お嬢ちゃんが魔法少女って奴か』

以下略



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