過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/05/08(日) 00:17:40.37 ID:SvJd1x2Vo
仕方がない。取りあえず軽く礼だけ言って、さっさ走り去ろう。
その為にも、どういうわけかまだ握っている手首を放してもらわなければ。
「あの、もう大丈夫ですから放してくださいっ」
以下略
87
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/05/08(日) 00:19:49.89 ID:SvJd1x2Vo
「前、見てみなって」
「あ……」
以下略
88
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/05/08(日) 00:22:41.97 ID:SvJd1x2Vo
男はまだマミの手を握っていた。マミに合わせてしゃがみ込んでまで。
ただし強く捕まえるのではなく、抜けようと思えばいつでも抜けられる優しい握り方。
しかし何も言わない。大丈夫かと声を掛けることもしなければ、背中を摩るでもない。
ただ、そこにいて、ただ、手を握っていた。
以下略
89
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/05/08(日) 00:24:39.60 ID:SvJd1x2Vo
「それじゃお礼って言っちゃなんだけど、ちょっと頼みたいんだ」
「……はい?」
以下略
90
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/05/08(日) 00:26:17.47 ID:SvJd1x2Vo
が、声を荒げてから気付く。これでは背伸びした子供だと自己アピールしているも同然ではないか。
男はやはり薄く貼り付けた微笑を崩さない。からかわれたのだと悔しくなるが、怒っては駄目だと、なんとか踏み止まった。
男は胸を押さえて深呼吸するマミを面白そうに見ていたが、やがてその顔から薄っぺらい微笑が消え失せる。
以下略
91
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/05/08(日) 00:29:38.04 ID:SvJd1x2Vo
暫し沈黙が続き、息苦しさと居心地の悪さをマミが味わっていると、やがて男が破顔した。
ピンと張り詰めた空気が弛緩すると同時に、マミは大きく息を吐いた。
実際は数秒程度だっただろうが、体感はもっと長かった。
以下略
92
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/05/08(日) 00:31:35.63 ID:SvJd1x2Vo
「何だ、お前?」
「あの……ごめんなさ――きゃっ」
以下略
93
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/05/08(日) 00:33:09.60 ID:SvJd1x2Vo
さて、どうするか。今から追いかけることもできないではないが……。
零が立ち止まって思案していると、
『ねえ、ゼロ。少し性急なんじゃない?』
以下略
94
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/05/08(日) 00:35:10.66 ID:SvJd1x2Vo
加えて彼女が、あの良く言えば勇ましく、悪く言えば好戦的な魔法少女と同じかどうか試す腹積もりだったのだが、
どうやら逆効果だったようだ。
零の知る魔法少女は彼女一人だけだったので、皆ああもギラギラしているのかと思ったら、そうでもないらしい。
以下略
95
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/05/08(日) 00:36:38.07 ID:SvJd1x2Vo
あいつなら、こんな時どうするか。問うまでもないだろう。
守る。
命懸けで。たとえ本人に疎まれようと、理解が得られまいと。
以下略
96
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/05/08(日) 00:43:14.40 ID:SvJd1x2Vo
今回は以上です。もうちょっと進めたかったのですが、なかなか思うように行かず・・・次回でTVで言うApartは終了
次回は同じく土日を期限に投下します。次は短いので、なるべく早めに
【ミスの報告】
wikiを見たら零ってTV本編の時点で18だったんですね・・・
以下略
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