過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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916: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/02/13(月) 00:28:50.90 ID:LOsz4KcLo

「人命救助に理由なんかいらない――とでも言うのかしら。
悪いけど、あなたって人道的意識で人を助けるようなタイプには見えないわ。
まして一般人ならまだしも、魔法少女である私を。
言ったでしょう、鹿目さん。魔法少女はグリーフシードを奪い合うライバルにもなるって」

 鋼牙はマミの説明を思い出し、同時に考える。

 グリーフシード。
 魔法少女が魔法を使って消費した魔力を回復させる為の道具。
 魔女を生み出す漆黒の卵。

 思えば、魔法とやらも曖昧で捉えどころのない単語である。
 魔法の種類や使い方次第では富や名声、権力を得るのも容易い。
一回限りの願いと違って、グリーフシードさえあれば継続できる。

 仮に魔戒法師がそんなことをしようものなら、即懲罰――死の制裁もあり得る。
それほどまでに厳しい掟で雁字搦めに縛られているのだが、魔法少女はどうだろう。

 キュゥべえは戦う力は備わっていないと言ったし、強制力はないのだろうか。
 だとすれば、彼女たちが道を外れた時にブレーキを掛けられる存在はいない。
出来て、他のまともな魔法少女に協力を求めるくらいだ。

 或いは、最初から魔女と戦いさえするなら他に制約はないのかもしれない。
 力をどう使おうと自由。そう、殺そうが奪おうが、自らを美しく変えようが、
私利私欲を満たす為に好きに使って構わない。欲望を思うさま解放できる。




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