過去ログ - 博士「おはよう」男「えっ」
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40:VIPにかわりまして40キロ圏内からお送りします
2011/04/27(水) 20:49:11.85 ID:vvAR7SNH0


家の外から叫び声が聞こえる

?「おい!!まだこの中に人がいるぞッ!!」


男はとっさに裏庭から逃げ出した。もう考える余裕はない。

ただ意味も分からずに走る。

走る。

走る。



意味の分からない現実から抜け出すようにただがむしゃらに走った。
足の感覚が分からない。それでも走ることを止めなかった、

止めてはいけない気がした。






気付くと、研究室の近くの川岸に来ていた。

この場所には研究所の合間によく散歩に来ていたものだ。
川の流れはさらさらと変わることのない風景が続いている。




男(・・・・・・・・・)


足の疲れはピークまできていた。ドサリと座る。
もはや考えることを放棄したほうが楽ではないのかと思えてくる。
このままでは私自身の命も危なくなってくる。


いや、




まだ私には守らなくてはいけないものがある。



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