過去ログ - キャスター「宗一郎様。 ここは…学園都市ですわ」
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3: ◆CERO.HgHsM[sage saga]
2011/04/25(月) 03:30:49.78 ID:GjrvZVV5o


やがて。


"英雄"は“道具”がこれ以上自らの出世の役に立たないと察し切り捨てようとした。


もはや王女に帰る場所はない。

王女は“英雄”の足元に縋りつき懇願する。

捨てないでください――と。

その様を見た英雄は顔を歪め、侮蔑の言葉を王女に吐きかけた。


“何を言うか恐ろしい異国の魔女め。 私はおまえを愛した事など一度もない”


その時。

ようやく王女の呪いが解けた。

けれどもう遅すぎる。

何もかもが遅すぎる。

幼く美しかったはずの王女は遠い異国の地で忌み嫌われる魔女へとなっていた。

恐れられ、侮蔑され、迫害される悪しきモノとしての役割を強要され――


王女は魔女となった。


燃えさかる城を後にして、魔女は彷徨いながらただ願う。

それがもはや叶わぬ願いだとは判っている。

けれども願わずにはいられなかった。

誰か私を救ってください――。

誰か私を助けてください――。

誰か私を帰してください――と。

しかしその願いはどれ一つとして叶えられることはなく。


魔女は異国の地を一人で彷徨い続け、その生涯を終えた。


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