過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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902:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/12(土) 03:05:53.85 ID:6dcCFJHAO
――――

GN―Xの顔面に叩き込んだのは、イナクトの膝
ソニックナイフの柄頭を確かに捉えたそれは、カメラアイを貫徹し、内部センサーと操縦補助の全システムを滅茶苦茶に引き裂いていく

グラハム「がッ……!」

もつれ合い、倒れる二機のMS
激甚の衝撃がコクピットを襲い、口腔に血の塊がこみ上げる
ぼやけた視界に映るGN―Xは、首から上が完全に破壊されていた
生まれた幾ばくの猶予、それでも操縦桿を握る手は緩まない

『無茶をするぜマスター・グラハム! イナクトで疑似太陽炉搭載機に突っ込むなんて!』

グラハム「ッ……明らかに相手は慢心していた、賭だったがやれないことはなかったさ」

『死んだのか?』

グラハム「いや、頭部にはサブコントロールがある」

グラハム「メインカメラも無くなった……暫くは木偶の坊と信じたい」

我慢出来ず、コクピットの隅に血を吐き出す
スーツ無しで直に感じる衝撃、その予想以上のダメージに眉をしかめた

スイール軍に言った言葉は嘘ではない
ただ【賭だったがやれないことはなかった】は、終わってから考えが追いついたというのが本当のところだった


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