830:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:23:35.33 ID:j9vVqMjC0
――白の国、白の街、王宮
白姫「つーかーれーたー!」
大臣「姫様、お気持ちはわかりますが……」
白姫「公務、っていうか……こんな大変なのって私が就任してからだよね、絶対」
白姫「従者、お茶−!」
大臣「確かに魔の国との戦争を始めようとしている時期ですからね」
大臣「だからと言って怠けては駄目です。従者、あなたからも言ってやってください」
従者「はい? いえ、お茶くらいは良いのでは?」ジャー
大臣「従者まで!?」
白姫「ふふ、従者と私は長年旅してきた仲だからね」
従者「だからこそ、自分が駄目と思えば遠慮なく進言させていただきますが」
大臣「今は駄目です。もうすぐ白公爵殿がお見えになる頃です」
白姫「知ってる」
大臣「知ってるならもう少し査定の処理を進めてください」
白姫「良いの良いの。ここで仕事しながら話すから」
大臣「そんな不作法な! それにこの部屋には様々な機密も……」
白姫「従者とは相談済みよ」
従者「公爵様にもお伝えしてあります」
大臣「私は聞いておらぬぞ!」
従者「……?」
従者「……あっ。申し訳ありません。つい姫様から伝わっているものだと」
白姫「うん。普通はそうなんだけど、言ってなかった」
大臣「姫様のせいですか……」
大臣「まぁ、私も付きますから機密の方は問題はないでしょう」
白姫「え? 今回は大臣外してよ」
大臣「は?」
白姫「白公爵相手となると、ワケアリかもしれないから」
白姫「大丈夫。従者は置いておくから」
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