856:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 16:39:11.49 ID:fHfiBKAF0
勇者「……」コソコソ
魔法師「……」コソコソ
男「……」ゴソゴソ
盗賊「お、いたいた。ここか」
勇者「ああ」
盗賊「剣士の姿が見えねぇが」
勇者「そこに店があるだろう。酒場かな? あそこに入っていった」
魔法師「治安の悪い裏路地の酒場……怪しすぎるね。露骨すぎるね」
盗賊「まぁでも、あそこは表向き普通の酒場だぜ。勿論、ガラは悪いが」
魔法師「表向きってことは裏は?」
盗賊「勿論、真っ黒だ。反社会組織とか犯罪ギルドのアジトってわけじゃねぇが」
男「犯罪ギルド? そんなものこの街にあったのか」
盗賊「片手で数えるくらいしかねぇけどな。白の国は連盟の中でも治安が良いしな」
盗賊「内容も違法取引の仲介や護衛とかだろうし、はっきりとやべえ案件はないと思うが」
魔法師「詳しいね」
盗賊「住む場所は庭にしねぇと気が済まねぇんだ」
勇者「こういう所は恐ろしく便利で扱いに困る」
男「便利さの神髄は家事全般を全てこなすところだろう」
盗賊「うるせぇ」
魔法師「で、どうする? 待つか入るか」
男「盗賊、ここに入った事は?」
盗賊「ある。表の方だけな」
盗賊「扉が入った所の酒場以外に、地下への階段がある」
盗賊「その先が裏の酒場だ。階段の入り口は扉があって地下の様子は見れないようになってる」
盗賊「だから、普通に表の酒場に入る分には何も問題ないはずだ」
盗賊「特に、そこに剣士がいれば何も怪しむ心配もねぇがな」
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