過去ログ - 箒「私が一夏と結ばれるためには――――」
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195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/05(金) 21:42:17.26 ID:QHGBQv2f0
「い〜ちかっ」

 バタンとドアが開き、フランスの代表候補生、シャルロット・デュノアが顔を見せた。

「これ、購買で新発売のお菓子。鈴と激戦を繰り広げて買ったんだよ。苦労したんだからね〜」
「シャルロット」
「ああ、そういえば箒にも伝言頼まれてたっけ。今度の臨海合宿、綺麗な写真を撮ってきてあげるってさ」
「シャルロットっ」
「あーあ、僕、一夏に水着選んで……ほしかっ、た……よ……」
「……シャルロット」
「う、うぅ……ごめん、ラウラ。ごめん……」

 シャルロットはふらふらと、部屋にいたラウラに歩み寄ると、すがりつくように肩を掴んだ。そのまま彼女の胸に顔を押し付けて、哭く。

「シャルロット……今は我慢しろ。……まったくいつまで寝ているつもりだ、嫁」

 そう言ったラウラの視線の先には、まるで棺のような透明なカプセルの中に横たわる一夏の姿。





 アリーナでの《ツインバレル》との戦闘以来、彼は昏睡状態に陥っていた。



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