67:87[saga]
2011/06/26(日) 12:11:17.93 ID:8KcjYazA0
「風紀委員だ? ハハハッ! てめえみたいなガキに何ができんだよ」
聞き流し周りの状況を確認。
最初に確認したとおりそれ以上の人数はいない。
私は床に倒れている男子生徒の前に立ちはだかった。
「もう大丈夫です。ここから急いで逃げてください!」
「あ、ありがとう……」
男子生徒はいろいろと怪我を負わされたらしく、上手く立つことが出来ないようだった。
けれどやがて立ち上がると、足を引きずりながら必死に出口へと向う。
「逃がすわけねえだろ? まだカードの暗証番号聞いてねえぜ」
すると一人の男子生徒は手に火の玉を出し、逃げている男子生徒の近くの柱にぶつけた。
その衝撃音に驚き、男子生徒はその場へ倒れる。
「大丈夫ですか!?」
反応はない。気を失しなっているのかもしれない。
「何をしても無駄です。もうすぐここにほかの風紀委員や警備員もやってきます!」
「うぜえ!」
私が発火能力者を気にしていたとき、横から電気の音が聞こえた瞬間だった。
「うあっ!!!」
体中に電気が走り、激痛が走った。
その痛みに耐え切られずに私はその場に倒れてしまう。
迂闊だった。
発火能力者に発電能力者……。そしてあと一人、発火能力者の後ろで笑っている男子生徒も能力者。
これじゃ被害者すら助けられない……!
「初春ッッ!!」
「か、垣根……さん?」
倒れながらもゆっくりと後ろを見ると、そこには垣根さんが立っていた。
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