761:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/17(水) 21:50:26.52 ID:qWjAzS6io
QB「マミの最後の言葉は聞いた。だけど、僕からは贈れなかった」
QB「約束した、その時点で、何を言うかは決めていたんだ」
762:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/17(水) 21:51:40.55 ID:qWjAzS6io
……なるほど。
そう思った。
私には、見当がついた。
763:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/17(水) 21:53:06.74 ID:qWjAzS6io
QB「……。だから、仕方なく別のことを言ったんだ。マミが最も喜ぶであろう言葉をね」
ほむら「……」
764:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/17(水) 21:54:10.90 ID:qWjAzS6io
QB「……。それにしても、よくわかったね」
ほむら「長い付き合いだもの。あなたとも、彼女とも」
765:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/17(水) 21:56:15.60 ID:qWjAzS6io
318年。
一口に言ってしまえば簡単だが、実際、人にとってそれは途方もない長さだ。
766:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/17(水) 21:57:25.16 ID:qWjAzS6io
二年。
たった二年だ。
この街から人が消えたという、ただそれだけのことが、
767:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/17(水) 21:58:25.99 ID:qWjAzS6io
ほむら「……」
QB「まぁ、その記録も、すぐに君が追い越してしまうんだろうね」
768:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/17(水) 21:59:40.54 ID:qWjAzS6io
手にした棒きれの先端に火を点け、祭壇の隙間に挿し入れる。
小さな火種は瞬く間に燃え上がり、彼女の身体を包み込む炎となった。
QB「……」
769:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/17(水) 22:00:38.81 ID:qWjAzS6io
QB「君が会いたがっている、神さまになったという少女のことだけど」
ほむら「まどかが、なに?」
770:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/17(水) 22:02:00.62 ID:qWjAzS6io
QB「――!?」
ぽつりとつぶやいた私の声に、彼が勢いよく振り返る。
相変わらずの固定された無表情だけど、なんとなく驚いている様子がわかった。
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