15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2011/05/09(月) 20:38:11.01 ID:iXvYaijj0
「落ち着いたか」
「……うん」
ようやく落ち着いた御坂と一緒に、さっきまで俺が座っていたベンチに腰掛けている。
ベンチの幅が丁度一メートル程なのでお互いが端に座り真ん中にもう一人座れるくらいのスペースが空いている。
「それじゃ、説明をするぞ」
「……うん」
さっきからこれしか言っていない。
俺は本日何度か目の溜め息を吐いてノートを開く。
「その一、対象者は不思議な力でナビゲーターに引き寄せられる。お前が公園にやってきたのもこの効果だ」
「……うん」
「その二、ナビゲーターは、対象者以外に認識されない特殊な状態になる。極端に言えばものすごく影が薄くなるんだ。だからお前以外に俺は認識されない」
「……うん」
「その三、お試しお願いというものがある。これはお前がさっきやったヤツだ。期限は本お願いが受理されるまでか、一週間。つまり本お願いは一週間後までに
決めないと無効になっちまうってこと」
「……うん」
「はぁ……その四、本お願いが受理された時点でナビゲーターの役目は対象者に代わり、ナビゲーターはチャンスに関する記憶を失う……
ま、他にもあるけど大まかにはこんなもんだな」
「……うんって、記憶が無くなるの!?」
「おお!聞いてたんだな」
もうこっちに戻ってこないのかとばかり。
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