62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2011/05/14(土) 22:15:53.88 ID:/ik76D/i0
洗物の最中も御坂は「コイツは相変わらず……」とか「こっちの事を少しは考えろ……」だとかよく分からない呟きを漏らし続けていたが、
これ以上地雷を踏む勇気はないので聞こえないフリをしていた。
出会ってから結構な時間が経つが、たまに見せる挙動不審な態度の原因は、未だに分からない。
「じゃあ、お風呂借りるわよ」
「おう」
洗物を終えて御坂は言う。しかし一向に御坂は動こうとせず、直立不動でボーっと虚空を眺めている。
本日何度か目のトリップ。いい加減、こっちの世界になれて欲しいぜ。
「どうしたんだよ。ほらさっさと着替え用意して入ってこいよ」
「……するのよ」
「は?」
ようやく戻ってきた御坂は何かを言うが聞き取れない。
「アンタは、私がお風呂に入ってる間どうするのよ……」
「一メートル以上離れられないからここに座って待ってるよ」
そう言って浴室へ入る扉の前を指差す。
「……覗かない?」
「…………」
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