3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2011/05/10(火) 08:29:15.70 ID:/7x/VjFv0
―――ゲットー
ルルーシュ「トモちゃんのいう通りゲットーに来たぞ」
ルルーシュ「ははは、当然だろう?トモちゃんとの約束なんだからさ」
ルルーシュ「それにしても久しぶりだ」
ルルーシュ「小さい頃はよく外で友達と走り回ったものだ」
ルルーシュ「それから時は過ぎ」
ルルーシュ「世の中の事を学ぶ度にブリタニアが如何に強大な国であったかを思い知らされた」
ルルーシュ「そしてヒキコモリも加速度的に酷くなっていった…」
ルルーシュ「思えばあの時期以来友達なんて想像の中にしかいない」
ルルーシュ「えっ?」
ルルーシュ「いや、トモちゃんは違うさ」
ルルーシュ「親友だからな」
ルルーシュ「もはや一心同体といっていい」
ルルーシュ「友達かぁ」
ルルーシュ「友達といえば」
ルルーシュ「スザクは元気だろうか」ボケー
ルルーシュ「たまには誰かと気軽に話したいものだ」
ルルーシュ「ナナリーと咲世子以外の声なんてここ最近テレビでしか聞いた事がない」
ルルーシュ「そんな俺が学校にいきなりいくのはハードルがいささか高すぎる」
ルルーシュ「まずはエリア11の日本人と小粋なトークを交わし耐性をつけよう」
ルルーシュ「そういうことなんだな、トモちゃん」
ルルーシュ「ならばさっそく」
ルルーシュ「包容力高めの同性が好ましいのだが。さて…」キョロキョロ
ルルーシュ「第一村人発見」
ルルーシュ「女か」チッ
ルルーシュ「異性は駄目だ」
ルルーシュ「会話のタブーが多いからな」
ルルーシュ「男なら会話に困れば下ネタで誤魔化せる」
ルルーシュ「さらに包容力があれば会話に滑っても紳士的にながしてくれる」
ルルーシュ「それどころか優しくリードすらしてくれるはず」
ルルーシュ「仲間も多いだろうからな」
ルルーシュ「後は芋づる式に友人を増やしていけばいい」
ルルーシュ「フハハハ、完璧だ」
ルルーシュ「しかしなかなか条件に見合う人物がいないな」キョロキョロ
?「何ジロジロ見てやがる、ブリキ野郎!」
ルルーシュ「へ?」
玉城「お前だ!何しに来やがった!」
ルルーシュ「その…友達を…」ゴニョゴニョ
玉城「はっきり喋れ、このブリキ野郎がっ」ガシッ
ルルーシュ「く、苦しい」
玉城「いいか、ここはお前みたいな奴が来て良いところじゃねーんだよ!」ギリギリ
ルルーシュ「……」ブワッ
玉城「ど、どうした、いきなり泣き出して」
ルルーシュ「泣いてなどいないっ!」クワッ
玉城「ウオッ」アトズサリ
ルルーシュ「ただ、久しぶりに会話のキャッチボールが出来て感動しているだけだ」ボロボロ
ルルーシュ「テレビ画面にいくら話しかけたところで反応はない」
ルルーシュ「トモちゃんだけが心の支えだった」
玉城「トモちゃん?」
ルルーシュ「こうしてリアクションが帰ってくる…会話とは、良いものだな」ズビー
玉城「…いったいいままでどんな生活をしてたんだよ」
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