929:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:37:54.59 ID:Y4SPWTf2o
男「受け止めろと言っただろう」
少女「だからって投げなくても!」
男「うるさいヤツだ……」
少女「むきーっ!」
公爵「ふむ、双子妹くんというのか。
話は聞かせてもらっている。
娘が世話になったようで、感謝する」
双子妹「突然の砲門を受け入れてくださったこと、
感謝しますでありますっ」びしっ
男「サルにかかずらっている暇はなかったな。
久しぶりだ、公爵殿」
公爵「久しぶりでいいのかね」
男「……久しぶりだ」
少女「え、なに、二人とも知り合いだったの?」
男「こうして、忠告に現れる程度にはな」
公爵「騎士団ならば、既に到着しているが?」
男「騎士団の……いや、教会の本当の目的だ」
公爵「ほう。それが本当に分かるならば、
交渉のしようも出てくるだろう。
だが、信頼できるのか」
男「……」
公爵「私は、お前を、信用して良いのか?
何を理由に信用すればいい」
男「……それは」
公爵「……」
少女「お父さん。
男さんは、こういう時は……」
公爵「黙りなさい」
少女「お父さんっ!」
公爵「……悪いが少女。口を出さないで欲しい。
これは私が判断すべき事だ」
男「大丈夫だ、少女…………双子妹」
双子妹「お兄様にお任せするであります」
男「すまん。
……公爵、この封筒の中身に、目を通して欲しい」
公爵「……これは、天秤、か?
おもりがつり下がっており、なべにつながっている?
コレがなんだと言うのだ」
男「この封筒の中身は、
この双子妹の開発した技術だ。
見た目は子供だが、変わった経歴を持っていてな」
双子妹「親が、というよりも一族が、
知の収集と保存を旨とする家系なのであります。
それは古代ギリシア、また古代ローマの、
教会から異端指定された物も含むのであります」
公爵「ふむ、それで」
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