過去ログ - 少女「奴隷はもうやだよ……」
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960:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/25(日) 00:00:37.36 ID:odomHPFPo
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  深夜  リベルタの町外れ

男「おまえは、バカだ」

公女「こういう時くらい、もう少し甘くてもいいじゃん。
 キスした直後にバカだなんて」

男「だったら、アホでもトンマでも間抜けでもいい」

公女「そんなに貶めなくても……」

男「俺なんかを追って、憧れたなんて、鼻で笑う」

公女「だって」

男「白髪は期待していたようだったがな。
 お前が、そのムダにあきらめの悪い性格で、
 いったいどんな未来をつかみ取ろうとするのかと。
 はっ、それがまさか――」

公女「まさかじゃないよ。
 だって、男と白髪さんは、一番の友達でしょ。
 あの白髪さんが期待して目をかけてたんだよ。
 私だけじゃ間違うかもしれないけど、
 白髪さんの保証付きなら安心じゃない?」にやっ

男「……」ぽいっ

 どさっ

公女「っったぁ……お尻、打ったんだけどッ」ぎろっ

男「それだけ元気なら自分で歩け」すたすた

公女「あ、ちょ、うわーっ。
 人がファーストチューをあげたのに、
 ムードが無いどころか、文句言って投げ捨てるとか!」

男「ふん、自業自得だ」

公女「そんな事ないって。
 憧れて良かったって、そう言ってるじゃん」

男「……分かってないなら重罪だな」

公女「???」

男「……憧れじゃ無くなってから出直してこい、
 この大バカモノ」ボソッ

公女「文句があるなら聞こえる様に言ってよ!」

男 すたすた

公女「あー、もう! 意味わかんないし……」どたどた


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  朝  リベルタ最策会議場 式典スペース

青年「さて、それでは以上の条件で、
 帝国に対する相互防衛条約の締結ということで。
 立会人は教会から司祭殿、
 公爵家からは男殿、
 騎士団からは眼帯でよいですね」

公女「はい、問題ありません」

眼帯「見届けさせていただきます」

男「問題が発生した際には、
 嘘偽りのない証言を行うと宣誓しよう」

司祭「……」

青年「司祭殿も、なにか問題と思う点はありませんね」

司祭「帝国民の移動に四年かけるというのは、
 いささか長すぎではありませんかな」


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