過去ログ - 少女「奴隷はもうやだよ……」
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961:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/25(日) 00:01:20.72 ID:odomHPFPo
男「この島の主要な産業のいくつかに、
 帝国の方が関わっているんだ。
 特に医療については帝国の人間が多い。
 彼らを退去させるならば、
 技術も患者も間違いがないように引き継ぐ必要がある」

司祭「帝国の人間が使う技術など、
 引き継ぐ必要はないと思いますが」

男「引き継いだ技術を使うかどうかはさておき、
 それまでにどのような薬を投与したのかなど、
 彼らが使う技術についての理解がなくては、
 間違った判断をしかねない問題がおおいのだ。

 教会の代理人とはいえ、マータ騎士団との契約だ。
 医療騎士団とも言われる身で、
 まさか患者達を見捨てろとは言うまい」

司祭 ぎろっ

青年「我々は神の剣であると同時に、
 病や怪我といった神の試練と闘う者を助けるのが使命。
 この判断に否やはありません」

公女「我らが神の子を救うためなのです。
 そのために必要な期間だと、ご理解ください」

司祭「……そうですね」

青年「では、互いに署名と調印をしましょう」

公女「はい」

 さらさらー

司祭「確認しました。
 この契約に、祝福のあらんことを」

青年「今後とも友好的な関係を望みます」すっ

公女「こちらこそ」ぎゅっ

青年「……本当に」じっ

公女「本当に」にこっ

青年「では、自分はさっそくこの書面を、
 マータ島を経由してから、リオーマに運びます」

眼帯「……」

青年「部下も待っておりますからね。
 慌ただしくなってしまい、申し訳ありません」

公女「今はそれがよろしいですね。
 でも、次の機会に一緒に食事でも」

青年「今の公女様とは、楽しみです」

公女「む、それはいくら青年さんでもこう……」

青年「冗談です」にこ

青年 とことこ

眼帯「では、馬車へ」

青年「うむ」

 とことこ……

公女「……冗談なんていうんだ」

男「別に、奴も本当に鋼というわけではない。
 お前の『笑顔の味方(笑)』だったか。
 それのように、目指すモノがあるんだろう」

公女「そっか……んん?
 いま、なんか余計なのがついてたんだけど」



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