過去ログ - フレンダ「結局、全部幻想だった、って訳よ」
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[saga]
2011/05/17(火) 23:54:21.54 ID:SnBkuMDlo
少女は細い金髪の髪を揺らす。
相当な速度で駆けている彼女のそれは後ろに流れ、しかしチョコンと乗っかっているベレー帽はその頭から落ちることはない。
そして少女は遂に自らの視界に捉えたつんつん髪の少年に対してスパートをかけ――――
■ □ ■
少女「とーうまっ!!」
上条「うぉっ!?」
急に後ろから思いっきり押されて驚かない人はいないだろう。
しかもそれが女の子ならば尚更だ。
押された上条は踏鞴を踏んで、そしてその正体見たりと振り返る。
そこには自慢できるほど綺麗な金髪をたなびかせて、ベレー帽をかぶり、そして上条の通う学校の女子制服を着た少女が意地悪そうな顔をして立っていた。
上条当麻は不幸な人間だ。
女の子にお近づきになることなどありえないし、中学からの知り合いでもない限り自分の名前を知る人などいないだろう。
だが彼の中学校に金髪の少女など存在しない。
そして彼自身は初対面の女子と話すことにはあまり慣れてはいない(ただしその場のノリと勢いによる)のだが。
……の、だが。
上条「フレンダ……ビビらせんなよ」
フレンダ「ごめんごめん、結局私は当麻弄りが趣味な訳だから」
上条「そんな趣味は丸めて掃除ロボットにでも捨ててくれませんでしょうか!?」
フレンダ「えー、どうしよっかなぁ?」
上条は全くと言っていいほどに怖気づくことすらせず、彼女の名前を呼んで自然に会話をする。
フレンダ=セルヴェルン。
金髪ですら目を引く上に、制服(セーラー服)にベレー帽を被るという奇抜な恰好をしている、上条と同い年の『美』をつけていいだろう少女。
そんな彼女の名前をどうして同じ高校なだけで上条が知っていて、そしてどうして普通に話せているのか。
そしてまた逆に、どうして学園都市で接点がなかった彼女が上条のことを知っているのか。
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