過去ログ - フレンダ「結局、全部幻想だった、って訳よ」
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48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/26(木) 00:37:35.09 ID:CX6HgCKTo
 フレンダの言い分には一理あるが、しかし上条はため息を吐く。 

上条「お前の言いたいことはわかるよ」

 久しぶりに再会した幼馴染だ。
 幼稚園で別れてから、もう二度と会うこともないだろうと思った、仲の良かった友達だ。
 それと再会して今までの時間を埋めるように遊びたいという気持ちは上条にも少しはある。

上条「けどさー……なんかこれ違うんじゃないか?」

フレンダ「それじゃあ結局、上条はナンパのほうが良かった?行き連れの女の子とにゃんにゃんするのが良かったっていう訳?」

 言外に『不潔』と責められているような気がして、上条はやや焦る。
 上条にとって、フレンダのいう『にゃんにゃん』までは行かずとも女の子との関係は望ましいものだし、そんな下心が全くないとも言い難いから。
 というか性欲真っ盛りの健全な男子高校生だ。そんな感情を持たないほうがおかしいだろう。
 だから言い訳口調になるのは正直仕方がない――筈だ。

上条「ぐっ……いっ、いや!ナンパっていうのはですね、成功の有無に関わらずやることに重きを置いていることなんですよ!」

上条「ある意味の度胸試し、そして一緒に声をかけて一緒に振られたりすることによって男同士の友情を深めるというかなんというか……」

フレンダ「結局、そういう下心はないって言いたいの?」

上条「そうだ、そうです、そうなのです!上条さんは全く疚しいことなんか考えてませんッ!」

 ふーん、とフレンダはジト目でそんな言い分を述べる上条を見る。
 そして、でもさ、と口を紡いだ。


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