過去ログ - 御坂「幸福も不幸も、いらない」
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584:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 21:55:47.45 ID:0NNV7K9wo
「――それで、おしまい」

全てを語り終えた御坂は苦笑するようにはにかんだ。

「これって中々恥ずかしいわね。慣れない事はやるもんじゃないわ」
以下略



585:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 21:58:26.66 ID:0NNV7K9wo
「ところでさ」

微かな振動を鼓膜と足裏で感じながら御坂は背を向けたまま彼女に再度言葉を投げた。

「アンタ、名前は? 私まだ聞いてないんだけど」
以下略



586:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:01:29.95 ID:0NNV7K9wo
御坂はただ前方を向いたまま、引き摺られる少女には目もくれず、誰か――友人にでも語り掛けるような親しげで朗らかな声で問う。

「ねえ、歌は好き?」

ごり、と嫌な音が響く。
以下略



587:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:06:32.80 ID:0NNV7K9wo
「Ah――h――」

ドレスの少女はただの無感情に喉を震わせる。

泣くように。笑うように。――歌うように。
以下略



588:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:09:19.49 ID:0NNV7K9wo
彼女の歩みの向かう先には簡素な鉄柵が敷かれている。

だが一箇所だけ外側へ巨大な力で捻じ切られ飴細工のようにぐにゃりと歪曲し引き千切られた空隙がある。
真新しい破壊の痕跡の先にはぽっかりと夜の闇が広がり、暗黒がそこに満ちていた。

以下略



589:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga !red_res]
2011/10/08(土) 22:11:17.92 ID:0NNV7K9wo





以下略



590:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:12:38.63 ID:0NNV7K9wo





以下略



591:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:13:44.15 ID:0NNV7K9wo
――――――――――――――――――――

              終幕

           『みさかみこと』
以下略



592:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:30:55.34 ID:0NNV7K9wo



「それで結局、アンタは何がしたかった訳?」

以下略



593:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 22:31:22.77 ID:0NNV7K9wo



「何も?」

以下略



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