75: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/23(月) 21:32:26.93 ID:4nmE+42o0
あらあら、と困ったように笑った。
「……私達なら、お父様の無念も果たせるでしょうね」
胸に手を当て、天を仰ぐ。
キリカは知っていた。
その時の織莉子の目が、現実を見ていないのを。
その心が、どこかへ行ってしまっていることを。
誰よりも、わかっていた。
俯き、思い返す。
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