989: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2012/05/04(金) 23:20:59.82 ID:VOY4ySMs0
結衣「め、メス……!?」
目に飛び込んできたものに、愕然としてしまう。
990: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2012/05/04(金) 23:21:25.94 ID:VOY4ySMs0
結衣(と、とにかく……この戸棚をどかして……)
幸い、左手には痛みは感じない。
どうやら刃物は刺さっていない様子だ。
991: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2012/05/04(金) 23:22:12.99 ID:VOY4ySMs0
そんな時――。
??「……モウ、三人で震エてイルのハ、ヤメたノカイ?」
992: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2012/05/04(金) 23:22:44.76 ID:VOY4ySMs0
結衣(これは人なのかしら?だとしたら、なぜ……!?)
そんな疑問が頭に浮かぶ。
この人魂が何なのか、そしてどういう意図をもって無駄なんて言っているのかを考え出した。
993: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2012/05/04(金) 23:23:11.74 ID:VOY4ySMs0
となると――
994: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2012/05/04(金) 23:23:56.38 ID:VOY4ySMs0
が――
結衣「ううっ……」
995: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2012/05/04(金) 23:24:30.11 ID:VOY4ySMs0
結衣「……うっ……ううっ……」
996: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2012/05/04(金) 23:24:56.28 ID:VOY4ySMs0
結衣「あれ……背中が軽い……」
今まで結衣の体に重く圧し掛かっていた棚がない。
ふと見ると、左脇に横倒しになって倒れていた。
997: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2012/05/04(金) 23:25:41.55 ID:VOY4ySMs0
結衣(そこまでしてくれて、いないだなんて……何かあったのかしら……?)
ふと考え込む。
人魂のようなものがいる、命を落としかねない危険な場所で。
998: ◆IsBQ15PVtg[sage saga]
2012/05/04(金) 23:26:22.19 ID:VOY4ySMs0
でも――ここでふと思い直す。
結衣(彼らなら……このまま目を覚ますまで、ここにいるはずよね……なのに)
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