過去ログ - 一方「どンなに泣き叫ンだって、それを聞いて駆けつけてくれるヒーローなンざいねェ」
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10: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:06:26.07 ID:gGgzkDclo

突然大声を出した美琴に驚いて、一方通行がびくりと肩を震わせる。
しかしそれ以上に、大声を出した張本人である美琴の方がわなわなと肩を震わせていた。

「ど、どォした?」

「門限……思いっ切りぶっちぎってる……」

「……あァー」

昼間にもう寮監に目を付けられるようなことはしないと宣言したばかりなのに、もうこのありさまだ。
まあミサカ13577号と別れたのが十八時前で、それから不良の後を尾けたり布束と色々あったり鎮火に精を出したり雑居ビルから逃げ出したりしたし、
またそれぞれにかなり時間を掛けてしまったので、無理もない。

「どうしよう……、うう、黒子が上手いこと誤魔化してくれてると良いんだけど……」

「電話してみろ」

「うん、そうする……」

今回の罰掃除が本気で辛かったらしい美琴は、おろおろとしながら携帯電話を取り出してルームメイトの白井へと連絡する。
一方通行はそんな彼女を横目に見ながら、再び布束のことを考えていた。

(妹達関連、なァ……。誘拐を懸念してる可能性はあるっちゃあるが、アイツらはネットワークがあるからな。
 ンなこと気にしなくてイイ気もするンだが……)

妹達の誰かが誘拐なんてされようものなら、即座にネットワークに救難信号が送られて他の妹達が救助に向かう。
それに、誘拐犯がどんな力を持っていようとレベル2〜3の能力者二万人に襲い掛かられたら、いくら何でもひとたまりもないだろう。
いや、レベルはあまり関係ないか。人数だけでアウトだ。埋まる。



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