過去ログ - 一方「どンなに泣き叫ンだって、それを聞いて駆けつけてくれるヒーローなンざいねェ」
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9: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:05:06.00 ID:gGgzkDclo

今度は美琴も一緒になって考え込んでしまう。
二人は暫らくそうしていたが、まったく何も思い付かずに小さく息を吐いてから同時に顔を上げた。

「駄目だ、全然思いつかない……」

「そもそも前提が間違ってるのかもな。妹達関連じゃねェのか」

「もっとプライベートなことなのかしら?」

「そォいや、アイツは妹達以外にも様々な研究に携わってる天才って話だからな。生物学的精神医学の分野じゃ引っ張りだこらしい」

「ふーん、あのギョロ目がねぇ。ってことは、そっち関係かしら?」

「恐らくな」

「それじゃ、私たちがいくら考えたところで分かりっこないわね」

当てが外れてがっかりしたのか、美琴は肩を落とす。
だが、妹達関連の事件でないのならば美琴にも一方通行にも関係のないことだ。気にしなくても良いのかもしれない。
変に首を突っ込んで、事態を悪化させないとも限らない訳だし。

「うーん、でもなーんか引っ掛かるのよねえ」

「何が?」

「いや勘だけど……。本当に放って置いても良いのかなあ」

「良いも何も、アイツの目的が分からねェンだから仕方ねェだろ。そンなに気になるなら、今度研究所の妹達に訊いといてやるよ」

「そう? それじゃあお願いしようかしら……、ってああ!!」



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