過去ログ - 一方「どンなに泣き叫ンだって、それを聞いて駆けつけてくれるヒーローなンざいねェ」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/05/26(木) 01:27:45.89 ID:KACOPQpWo
『ほんとにすみません。それじゃ、研究所の位置情報を御坂さんの携帯電話に送信しますね』
「了解。ありがとね」
通信を切断すると、すぐに携帯電話がメールの着信音を奏ではじめた。
美琴は携帯を操作して初春からのメールを開くと、さっそく研究所の位置情報を確認する。
(品雨大学のDNA解析ラボ、ね)
そこまでは、ここからだとかなり距離がある。
しかし、どうせ門限は破ってしまっている上に寮監は白井が上手く誤魔化してくれた。よって、帰路を急ぐ必要はない。
(……いっちょ、やってやりますか)
美琴はにやりと悪い笑みを浮かべると、研究所の方向へと視線を投げる。
そして彼女は心を決めて、目的地に向かって駆けだした。
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