628: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/05(日) 17:44:47.30 ID:kzLIOaUKo
「他には何か無いのか? 天使をしばらく現世に維持出来るよォな術式とか、霊装とか。
とにかく『星の欠片』が保護出来りゃいいンだ。 欠片をこっちに持ってこれるよォな
方法は魔術サイドには無いのかよ?」
629: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/05(日) 17:46:03.33 ID:kzLIOaUKo
だから一方通行は全く考慮していなかった。
アレイスターとの激突で散り散りにされた後、音沙汰のなかった『天使同盟』の一員が、
その『第三の勢力』の概念をこさえてやってくるなんて。
630: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/05(日) 17:47:02.42 ID:kzLIOaUKo
「オマエ、なンだよこのザマは・・・・・・? まさかあの後、アレイスターの野郎と
殺りあったのか? でなきゃオマエがここまでやられるなンて、」
631:×→装置 ○→霊装 申し訳ありません ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/05(日) 17:49:05.19 ID:kzLIOaUKo
「馬鹿、な。 ・・・・・・なんで学園都市の人間があの霊装を所持している!?
それは第三次世界大戦時に上条当麻がフィアンマの持っていたその霊装を
破壊したはずなの! そんなものがまだもう一つこの世に存在して・・・・・・」
632: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/05(日) 17:49:59.56 ID:kzLIOaUKo
垣根の言葉が途中で途切れた。彼が突然激しく咳き込み、口から夥しい量の
血を吐き出したからだ。
それを見た一方通行と風斬の顔が青ざめる。あのいつも不敵に構えている、
633: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/05(日) 17:50:47.99 ID:kzLIOaUKo
ミーシャが垣根に指をさす。彼の下に連れていって欲しいと言っているのだろう。
風斬は優しくミーシャを支える。そしてそのまま手を貸しながらゆっくりと歩いていった。
634: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/05(日) 17:51:43.55 ID:kzLIOaUKo
「あー・・・・・・、天使の抱擁ってのも悪くねえな。 このまま天に召されそうだわ」
「縁起でもない事言わないでください・・・・・・!」
635: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/05(日) 17:52:37.53 ID:kzLIOaUKo
一同は絶句した。垣根が持っている槍を宇宙空間に漂う『星の欠片』に向かって投げろという。
それはまさに、さっき一方通行が提案した『星の欠片』を保護する方法と全く同じものだった。
636: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/05(日) 17:53:28.79 ID:kzLIOaUKo
つまり、『天使同盟』の構成員を模したような、そんな装飾だった。
637: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/05(日) 17:54:04.46 ID:kzLIOaUKo
垣根の発言は見当違いだった。一方通行が言いたいことはそんな事ではない。
確かに垣根が魔術を使用していると知ったら一方通行も風斬も怒鳴り散らして止めていただろう。
能力者が魔術を使えばどうなるか、彼らは知っているのだから。
638: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/05(日) 17:54:53.16 ID:kzLIOaUKo
「・・・・・・・・・・・・ったく、お前でもそんな事言うんだな。
あー気持ち悪い、勘弁してくれ。 それがお前の本音か?」
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