746: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/07(火) 19:51:55.73 ID:dlxN5oHLo
にしても問題なのはその二〇分という時間。太陽と『星の欠片』の位置は
人工衛星から見たらかなり離れているようにも見えるのだが、
実際『星の欠片』が太陽の表層面から発せられているコロナに接触した場合、消滅しない保証はない。
747: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/07(火) 19:52:35.27 ID:dlxN5oHLo
あの聖守護天使が口にしていた聞き慣れない言葉。
『歳月の船』。『ラー』。
748: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/07(火) 19:53:42.33 ID:dlxN5oHLo
『地上から「エトワール」に投擲物が接触する時間は算出できていますか? とミサカ一六二〇二号は確認をとってみます』
「およそ八分。 ただし、『光速』でだがな」
749: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/07(火) 19:54:36.03 ID:dlxN5oHLo
もしくは打ち止めの『学習装置(テスタメント)』の代理を行った時よりも困難かもしれなかった。
とにかく、この演算は複雑だ。さっきも一方通行本人が言っていたが、この演算処理は針穴に
糸を通すなどという精密作業どころではない。数億数兆のプログラムに一つでもミスがあれば
750: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/07(火) 19:55:52.39 ID:dlxN5oHLo
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751: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/07(火) 19:56:35.66 ID:dlxN5oHLo
「・・・・・・・・・・・・」
「インデックス、大丈夫か?」
752: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/07(火) 19:57:13.69 ID:dlxN5oHLo
「・・・・・・次に、」
「?」
753: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/07(火) 19:58:48.83 ID:dlxN5oHLo
突然背後から飛んできた大音声に、上条は思わずマヌケな声を出してしまった。
上条とインデックスが後ろを振り向くと、そこには大勢の警備員(アンチスキル)と
スポーツカーをベースとした高速車両が数台。駆動鎧(パワードスーツ)で構成された部隊と
754: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/07(火) 19:59:58.29 ID:dlxN5oHLo
今回は全く自分は関与していないんですけどねー・・・・・・と上条は言い訳をしようとしたが、
その前に黄泉川が薄ら寒い笑みを浮かべながら自分の頭を掴んできたため言葉を紡げなかった。
755: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/07(火) 20:00:40.55 ID:dlxN5oHLo
やれやれ、と心底うんざりしたようなため息をつきつつも
どうやら黄泉川はインデックスの気持ちを汲んでくれたようだ。
他の警備員に上条達はこっちで何とかすると指示して予定の配置へつかせていった。
756: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/07(火) 20:01:25.69 ID:dlxN5oHLo
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