23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/22(日) 00:41:16.30 ID:0kcpvrlfo
「ちょっと!あんたらうるさいわよ!!」
すると、騒がしくしたのが悪いのだろうか、
9982号と同じ常盤台中学の制服を着た茶髪の女の子が一方通行達を注意している。
一方通行「あァ?そいつァ悪かったなァ。もう出てくから勘弁してくれや」
9982号「納得いかねぇ……と、ミサカは怨念の炎をメラメラとたぎらせます……」
「ってアンタ……!?」
茶髪の女の子は、9982号を見て絶句している。
それもそのはず、9982号は絶句している女の子の遺伝子から生まれたクローンであり、
その女の子は常盤台中学の誇る第3位、レベル5の『超電磁砲』その人であったからだ。
一方通行「ンだァ?お前は……妹達か……何号だァ?」
一方通行はその事実に気付かず、あっさりと御坂の知らない事実の断片を漏らしてしまう。
御坂「妹達!?何号ってどういうこと!?そこに居るのは一体何!?」
一方通行「あァ〜、オリジナルかよ……チッ、めんどくせェ……」
9982号「流石に今のは一方通行が迂闊すぎますよ。
と、ミサカはあなたに落ち度があると少し責めてみます」
御坂「私のことを無視すんな!!あんたら何者よ!?言わないとどうなるかわかってんの!?」
一方通行「どうすっかなァー……逃げても良いンだが……」
一方通行という人物は、その能力の性質上、善意も悪意も全て跳ね返して生きてきたので、
今御坂美琴が一方通行に向けている敵意も本来跳ね返していたはずなのだが、
なぜかそれをする気にはならなかった。
9982号「逃げてもこいつしつこそうですよ。ここは適当に嘘ついて煙に巻くのがいいんじゃないですか。
と、ミサカは提案してみます」
御坂「丸聞こえよ!!」
煙に巻く作戦は初っ端から失敗に終わった。
一方通行「あのな、そこにいるのはお前の生き別れの妹の御坂久々葉(くくは)ってンだ」
9982号「それは私が9982号の998でしょうか。と、ミサカはあなたの若干残念なネーミングセンスを馬鹿にしてみます」
一方通行「コラッ余計な事言うンじゃねェよ」
この二人、ごまかす気が無いらしい。
御坂「あんたらホントの事言う気ないでしょ」
一方通行「あ、わかるゥ?わかるなら回れ右してゴーホームだ」
御坂「……ホントに、いい度胸してるじゃない……!!」
9982号「やべ、こいつ漏電してんぞ。と、ミサカは一方通行を盾にして逃げる準備をします」
一方通行「まァ、待て落ちつけよ。ここで暴れりゃ一般の方々に迷惑だぜェ。
つか、お前にも連れがいるじゃねェか。さっさとそっちいけよ。
後、俺ァ基本的に飯はこのレストランで食うからよ。
適当な時間にまたここ来たら俺達いるだろォからよ。その時話しよォや」
実際、一方通行はこの店の常連であり、店員にも顔なじみが多い(別に仲はよくないが)。
なので御坂が店員に聞いたところ、
「はい、この方は良くこちらにお越しになられておりますね。いつもありがとうございます」
と、丁寧な対応をされた。一方通行は内心GJと店員を褒め称えた。
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