27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/22(日) 00:48:20.01 ID:0kcpvrlfo
御坂「……いつ私のDNAを採取したのよ?」
一方通行「その気になりゃどこでだって採取出来ンだろォ?
髪の毛ならお前の部屋行けば取れるし、身体検査で血液検査だってしたことあるだろ?
まァ、髪の毛からDNA採取すンのは困難だが……
お前、幼少時に善意のつもりでDNAマップを提供した事あンだろォ?」
御坂「……ええ」
御坂は幼年時代に、筋ジストロフィーの治療の研究のために、
電撃使いたる自身のDNAマップを提供することで研究所に協力していたのだが、
まさか自分のクローンをつくられるとは思っていなかっただろう。
一方通行「でだ、なンでクローンなンぞ作ったかっつーと、お前レベル1から努力してレベル5になっただろォ?
それは元々素質があったのかもしれないし、努力の結果かもしれない。
その事実を調べる為、らしいぞォ」
さらっと嘘をつく。
御坂「……どうして私なの?」
一方通行「他のレベル5は能力が発現した時点でレベル5だったりするからなァ。
逆に能力発現した時点でレベル5だったやつらのクローンを作って、
レベル5じゃなかったらそれはそれで研究としてはおもしれェかもな。
だが、実際にクローンを作ってそいつらを御せなかったら話になンねェしな。
つまり能力の性質上お前の能力が一番制御しやすいってのが有るンじゃねェか?
まァ、今のところは実験中断されてっけどな」
御坂「……実験はなんで中断されてるの?事故?」
一方通行「なンか最近樹形図の設計者が調子悪いみたいでよォ。
実験内容に不備があるかもしンねェってことでしばらく中断だってよ」
御坂「樹形図の設計者が?あのスパコンに調子悪いとかあるの?」
一方通行「あァ。ここ最近霧の日が多いだろ?その霧の日の予測に失敗してるみたいだぜェ」
御坂「ふぅん。まあいいわ。で、肝心の実験内容は?」
一方通行「俺と戦闘。まァこいつと戦闘した事は一度も無いけどなァ。
実験中断してるしィ。だからかしらねぇけど、こいつのレベルは1の電気使いだ」
他のクローンとは幾度となく戦闘してるし、こいつのレベルは2なんだけどなァ、
と、一方通行は心の中で付け加えた。
御坂「あんたと戦闘?ふぅん、それはいいレベル上げになりそうね……」
御坂は少し頭を抱えている。情報を整理しているようだが、一方通行の言っている事は信じたらしい。
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