774: ◆DAbxBtgEsc[sage]
2011/07/14(木) 12:55:27.90 ID:nBkyBIRTo
一方通行は様子見でマハガルーラを放つ。
するとエンペラーは大きくよろめいたが、エンプレスには効いていないようであった。
エンペラーは疾風が弱点で、エンプレスには無効。ならば布束と一方通行でエンペラーを、上条と9982号でエンプレスを相手に戦闘したらよいだろう。
一方通行は瞬時にその思考を脳内で巡らせ、指示を出した。
「そっちの丸いのはお前らで相手しろ!細なげェのは俺と布束でやる!!」
その叫び声に反応するよりも早く、3人は行動を開始していた。どうやら同じ事を考えていたらしい。
いち早く動き出した上条は、未だに動く気配を見せないエンプレスに攻撃を放つべく、ペルソナを出す。
「オケアノス!剛殺斬!!」
上条が叫ぶと背後からオケアノスが現れ、その手には身の丈ほどの大剣が握られており、それを力任せにして横薙ぎに斬り払った。
その斬撃は「斬る」と言うよりは「打つ」と言った方が正しいだろう。
オケアノスの大剣を受け止めたエンプレスは、そのまま力の向きに従って吹き飛んで行ったのだから。
更にエンプレスが転がる方向に向けて、9982号が鋼鉄破りによる射撃を加えた。
1発1発が2000m先にある戦車をも撃破出来ると言うその弾丸は、全てエンプレスへと吸い込まれるように直撃して行き、広大なロビーの隅にまでエンプレスは追いやられて行った。
そこで一度、射撃を止める。
すると、ゴウ!とロビーを埋め尽くす音が鳴り響いた。
音の鳴った方を向くと、エンペラーが勢いよくエンプレスに向かって転がってきていて、勢いそのままにエンプレスと正面衝突した。
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