過去ログ - とある仮面の一方通行
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843: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/24(日) 17:45:47.37 ID:La72vZnuo
「やったか!?」

「上条さん上条さん、それはフラグですよ。と、ミサカは上条を諌めます」

「そんな漫画みたいなことが……」

肩で息をしてふらつく上条を、布束が支える。

「anyhow、上条、あなたはもう休んだ方がいいわ」

これ以上は、暴走の危険がある。
本来なら、上条の攻撃に、一方通行のプラズマも合わされば倒せただろう。
しかし、最早それを為す事は叶わない。力の限界だった。

「……影、君は私が4人を殺す事になっても、止めはしないだろうな?」

「まあ、力を貸すだけだからな。その上で負けるってなら、そりゃこいつらが弱すぎただけの話だし」

「それなら、このまま殺してしまっても構わんな」

土煙が晴れた先には。
クマの影が、満身創痍ながらも、両手を掲げ、力を集めていた。
一同は未だに余力が残っていた事に驚愕しながらも、魔手ニヒルを防ぐべく、行動を開始しようとした。

「待った!」

だがそれは、上条によって防がれた。
一方通行は思わず上条の方を向き、疑問を浮かべた。

「……お前今の状況わかってンのかァ?」

「分かってる上だって。お前ら、下がっててくれ」

と、上条は3人に後ろに下がるように促した。
何か策があるのだろう。3人は素直に従う。

「……オケアノス!」

そして上条の後ろに顕現する、オケアノス。

「今回の件で貸し一つ、って言ったよな」

「その通りだ」

上条は、影に向かって確認をとり、影はそれに対して肯定の意を唱えた。

「暴走するから、抑えとけよ」

「「なっ!?」」

「はっは!つーかそのつもりで来たんだし」

上条のその言葉に、3人は驚愕して止めようとものの、
影は当然のごとく、了承した。

「それじゃあ、行くぜ」

上条は一言言うと、そのまま意識が暗転して行った。


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