過去ログ - さやか「大嫌いの裏返し」
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312: ◆qE9xJWndOc[sage]
2011/07/30(土) 12:54:35.91 ID:9+KpXEJx0
「可愛くなんて……そんなこと」

もぞもぞと口の中で言葉を漏らすも、もちろん美樹さんには聞こえていない。
こんなことで照れていることがはれたらきっともっと恥ずかしい。美樹さんのことだからすぐにからかってくるに決まっている。私は慌てて下を向き、けれどそれが逆効果だったのか「あれ?もしかして照れてる?」と顔を覗きこまれた。

以下略



313:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/07/30(土) 13:00:02.09 ID:socGR2MJo
ほむー!


314: ◆qE9xJWndOc[sage]
2011/07/30(土) 13:01:55.70 ID:9+KpXEJx0
「まあ今のはあたしが悪い……かもだから、ごめん」

私がもう一度謝ろうとすると、その一瞬前に美樹さんが小さくそう言った。
どうして自分が謝られるのかわからずに、私は「あの……」と口篭る。
思えば、自分が誰かに謝ることはたくさんあるのにこんなふうに謝られたことなんて、一度もない。だって、全部自分が悪いのだから。
以下略



315: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/07/30(土) 13:05:40.69 ID:9+KpXEJx0
「……え?」
言われて、私はきょとんと目を瞬かせた。

ぽつん。

以下略



316: ◆qE9xJWndOc[sage]
2011/07/30(土) 13:24:42.66 ID:9+KpXEJx0
「……帰りましょうか」

熱くなった目蓋は、雨の冷たさのせいか、今はもうすっかり冷めている。それにほっとしながら私はそっと、ベンチから立ち上がる。
美樹さんは「ん、そうだね」
そう言ったきり、動きを止めた。
以下略



317: ◆qE9xJWndOc[sage]
2011/07/30(土) 13:32:47.97 ID:9+KpXEJx0
私は美樹さんが何を言おうとしているのかわからずに、ただ美樹さんの次の言葉を、ひたすらに待つしかなかった。雨の勢いはだんだんと強さを増していく。

「……暁美さんはさ」

ようやく、美樹さんが一つ、息を吐いて声を押し出すようにして言った。
以下略



318: ◆qE9xJWndOc[sage]
2011/07/30(土) 13:33:57.32 ID:9+KpXEJx0
お久し振りです、久々の更新がこんなに短くて申し訳ないですが、とりあえず今はここまで。
夕方か夜くらいにまた来れたら更新しに来ます、遅くてすいません、それではまた。


319:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/07/30(土) 13:36:24.00 ID:socGR2MJo
ほむぁー!


320:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/07/31(日) 00:38:15.63 ID:DFt5x6RXo
ほむっほむっ!
乙!


321:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/07/31(日) 01:38:58.06 ID:lfua1MdNo
乙っちまどまど!


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