416: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/23(水) 12:01:37.05 ID:S+WsVRMM0
今日の夜頃短いながらも投下できそうです
ぐだぐだとお待たせしてすみません
417: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/23(水) 20:04:31.61 ID:iCVRijr50
◆
転校生が向かったのは、いつもあたしがよく来る場所だった。
幼馴染である恭介が入院している病院の、すぐ近く――
ほむら「……どうかしたの」
418: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/23(水) 20:04:59.45 ID:iCVRijr50
さやか「……ねえ、転校生」
ほむら「……」
転校生は何も言わなかった。
419: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/23(水) 20:07:00.66 ID:iCVRijr50
こともなげに転校生はそう言うと、すっと険しい視線をあたしに向けてきた。
「何があってもあなたを守れる自信はないわ」
それでもいいの?そう言うように、転校生はあたしを見る。
さやか「……自分の身くらい、自分で守る」
420: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/23(水) 20:16:58.69 ID:iCVRijr50
さやか「……」
こくりと頷いた。
マミさんやまどかは来るのだろうか。
だとしたらあたしはどんな顔をすればいいんだろう。そんなことを考える余裕さえないほど、あたしの身体は力が入ってひどい状態。
421: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/23(水) 20:24:18.92 ID:iCVRijr50
◇◇
結界内は、むっと甘い匂いでいっぱいだった。
いつもこの中に入ったとき、あたしはぞっとする。けれど今日はぞっとするというよりも、胃のあたりがむかむかと変な感じ。
422: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/23(水) 20:32:45.11 ID:iCVRijr50
魔法少女の格好をして、一歩一歩を踏みしめるように歩いている転校生はなにも答えない。
ただ時折、あたしたちの周囲を浮遊している使い魔を銃を使って次々払い落としていった。
ほむら「……っ」
423: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/23(水) 20:33:51.84 ID:iCVRijr50
>>422ミス
魔法少女の格好をして、一歩一歩を踏みしめるように歩いている転校生はなにも答えない。
ただ時折、あたしたちの周囲を浮遊している使い魔を銃を使って次々払い落としていった。
ほむら「……っ」
424: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/23(水) 20:40:04.07 ID:iCVRijr50
さやか「……!」
目が合った。
あまりにも丸い魔女の瞳。可愛く見えなくも無いその目に捉えられ、あたしは足が竦んでしまった。
425: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/11/23(水) 20:46:41.13 ID:iCVRijr50
あたしは息を詰めて空中を見上げた。
魔女の長い身体が伸びて、転校生に食いつこうとその大きな口を開けた。
――危ない!
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