過去ログ - 少年「安価を交えつつ敵討ちする」
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269: ◆Y706p.....[saga]
2011/08/03(水) 05:06:54.22 ID:7qTTo7fFo



円状のテーブルを囲うように座り、自己紹介が始まった。

「若国王女親衛隊隊長、ペルラ・コニーリョ。宜しくねぇ、坊や達」

そのあまりのインパクトに、6もシックスも「坊や」に反論する余裕もなく。

「冒険者のセストよ。属性魔法なら任せておいて」

想像よりもずっとまともだった為に、魔術師セストに対する不安感は無い。
最もその不安感は、もう一人がかっさらっていった、とも考えられるのだが。

「6、だ。旅は始めたばかりだが、剣の腕は磨いてきた。宜しく頼む」
「オレはシックスだ」

二人の自己紹介を聞き、セストが唸る。

「ふーん、ロクにシックスね……兄弟か何かなの?」
「ちげぇちげぇ、数日前に会ったばかりだ」

ぶんぶんと手を振って否定するシックスと、小さく首を振る6。

「……そう言えば、盗賊の方は旅歴五年と言っていたな」
「へぇ、その歳で五年って事はさぁ、結構ハードな人生送ってるじゃないのー」
「そ、そんなことねぇよ!」

何故かにこやかな隊長に対し、息を荒立てて反論するシックス。
謙遜という様子ではなく、本当に触れられたくないらしい。

それは隊長も解っているのか、「はいはい」と言ったきり
それ以上の言及をしようとはしなかった。

その様子を見つつ、溜息混じりにジュアンは言った。

「一応、私も改めて自己紹介しておこう。親衛隊隊長補佐のジュアン・サトゥルノだ。
 得物は刀だが、極初歩の魔法ならば多少は使用できる」

言ったのも束の間、さて、と彼女は地図とペンを取り出した。



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