過去ログ - 少年「安価を交えつつ敵討ちする」
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84: ◆Y706p.....[sage saga]
2011/06/05(日) 03:20:09.22 ID:qmFFhbNgo

「ロク、話が通じる相手じゃねぇよ」
「どういう事だ」
「多分、常識なんざアイツにゃ通用しねぇってこった」
「……そうか」

6にとっては、十分な説明であった。
抜剣し、それを男に向けて構える。

「武器を構えたって事は、ボクの気持ちは理解してくれなかったんだね」
「数歩譲って理解は出来ても、実行に移すのは褒められる事じゃないな」
「そう、それは残念だ」

言うな否や、男は素早く懐に手を入れ、握りしめた拳大のそれを
二人に向かって投げつけた。
それが何であるかを理解するよりも先に、唐突な悪寒が6を襲う。
6は左へ、シックスは右へと飛び退いた。

だが、6の移動距離では不十分であった。

パリンと小さくも鋭い音の直後、二人が元居た場所で爆発が起こる。
音から考えて、カジノで起こったものよりは小規模であろうが、
しかし爆風のみで6を壁に叩き付けるには十分すぎる規模であった。

道具袋、背負った風呂敷がクッション代わりになったものの、
6はゆらりとよろめいた。


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